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2008年1月 8日 (火)

アニメーション表現の転換期 <シネマテーク>

イメージフォーラム・シネマテークの1月の特集プログラムは「無垢から無常へ アート・アニメーションの転換点」
と題した近年のアート・アニメーション作品特集です。この企画はロカルノ国際映画祭で上映された「プログラム・イメージフォーラム」の凱旋上映でもあります。TOKYO LOOP出品作家や、既に海外でも評価の高い若手作家が描き出す新しい世界観、新しい「トーン」を知る絶好の機会となるでしょう。
1/25 19:30
1/26 19:30
1/27 14:00 16:00

場所:イメージフォーラム・シネマテーク 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-10-2
        tel: 03-5766-0116 fax: 03-5466-0054
料金:当日 700円、会員500円

詳細はコチラ

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無垢から無常へ アート・アニメーションの転換点
昨年、記念すべき第60回ロカルノ国際映画祭のメディアアート部門であるPlay Forward部門において、近年の代表的なアート・アニメーション10作品が上映された。満員の観客に迎えられて好評を博したprogram Image Forum を国内で再現する。
コンピュータの普及と並行して、90年代末から日本のデジタル・アニメーションはブームの萌芽が見られた。コンピュータのもたらす仮装空間の平板な感じに呼応するのか、バブル以降の世代の感覚なのか、メジャーな商業作品による感情誘導からか、当時から今でも続く作品のトーンの一つに「無垢なるものへの指向」があるが、昨年あたりから少し変化が伺える。
TOKYO LOOPにも参加した和田淳や清家美佳の作品は、一見すると親しみやすく無垢な世界にみえて、絶妙な動作のループや繊細な線画の裏にうすら寒い無常感が漂う。ユーモアのある諦観とでもいおうか。辻直之、鈴木智晴らの描く異形なるものの世界は、巷の「可愛らしさ」とは遠いが故に強く印象に残る。その世界に棲むヒトガタのモノ達は切断、変形、合体を繰り返し、何度でもよみがえる。60年代から精力的に活動する田名網敬一、相原信洋がアニメーション・バトルと称して、突如猛烈にアニメーションを連作しはじめたのが2000年。現在も続く両者の過剰で無常な世界観に影響を受けた作家も少なくないだろう。(澤隆志)

鈴の名は 諸藤亨/17分/ビデオ/2006
一寸法師 田名網敬一+相原信洋/5分/16ミリ/2007
お向かいさん 清家美佳/9分/ビデオ/2007
鼻の日 和田淳/10分/ビデオ/2006
そういう眼鏡 和田淳/8分/ビデオ/2007
夜中の三時 野上寿綿実/6分/ビデオ/2006
忘 大野悟/5分/ビデオ/2006
影の子供 辻直之/16ミリ/18分/2006
IN IN 斎藤嘉野/ビデオ/2分/2006
BRAIN ASH 鈴木智晴/ビデオ/8分/2006

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